Photo by reynermedia 他人のパソコンを勝手に利用し、持ち主の知らぬ間にこっそり仮想通貨を発掘させる――そんなマルウェアが発見された。 このマルウェアは、ハードディスク大手であるSeagate製のNASを経由して感染する。攻撃者によってNASに勝手にアップロードされたファイルを、ユーザーがうっかりクリックしてしまうと感染する仕組みだ。 感染すると、そのNASに接続するパソコンは、バックグラウンドで仮想通貨「Monero」のマイニング(発掘)を行なうようになる。すなわち、見知らぬ誰かが仮想通貨を発行してもらうための手段として、マシンパワーが踏み台にされてしまうのだ。 ネットワークを経由して、パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットのデータをカンタンに共有できるのがNASのメリット。しかし、セキュリティー対策を怠ることで、サイバー犯罪の被害に遭う可能性もある。 セキュリ