今回の特集は、以前より要望の高かった「コンピューター・フォレンジック」についての特集です。そして、今回の特集記事を書いて頂いたのは、数々のセキュリティ関連の書籍を出版し、ゼロエクス株式会社の取締役 CIO 事業開発担当役員セキュリティ・プリンシパル・コンサルタントの上野宣様にコンピューター・フォレンジックを解説をして頂きます。また、上野様は日本セキュリティ情報流通協議会の事務局長も兼任しております。 フォレンジック(forensic)というのは、手元の辞書によると「裁判に関する〜」や「科学的犯罪捜査の〜」という意味を持ちます。(フォレンシックと呼ばれることもあります)名詞になるとフォレンジックス(forensics)となり、「鑑識課」や「科学捜査研究所」という意味を持つ用語です。 FBIや警察、法律事務所などの司法関係者による解析を行うケースを想定した法廷用語として使われるケースが多い