2004年09月14日20:09 カテゴリ投資と経済 カワイイお金には旅をさせる。 出来高ランキングが、昔の歌番組みたいになってきました。シキボウとカネボウは、かつての繊維の名門です。三井鉱山、住友石炭、三菱マテリアルと、古い財閥の名前がついた資源の会社が並んでいる。まるで「昭和レトロ・ブーム」が、東証に押し寄せているかのようです。ケータイが「着メロ」の時代なのに、相場は「懐メロ」。新興市場が、冴えません。この1年半ほど、ずっと出来高上位の常連だった銀行株の存在感が、薄らいでいる傾向も見えると思います。きょうは、日経の11面に珍しく三菱ガス化学の文字が躍りました。「中国最大のメタノール合弁・三菱ガス化学、重慶に」。重要だと思ったのは、新聞で続く解説記事、「国内石化大手 分野絞り対中投資」の方です。 日本の石化大手は独BASFや米エクソンモービルなど欧米勢に比べ、売り上げ規模、財務状況ともに