3月末に惜しまれつつ終了した『タモリ倶楽部』。「空耳アワー」のコーナーで長年タモリさんの横で笑い続けてきた安齋肇さんと、番組の進行役としておなじみだった渡辺祐さんが、40年続いた番組の思い出を語り合った。 『タモリ倶楽部』でお馴染みの安齋氏と渡辺氏 Ⓒ文藝春秋 渡辺 『タモリ倶楽部』の台本を何冊か持ってきたんですよ。 安齋 わー、たくさんあるね。 渡辺 手元にあった古い台本だと、昭和61年12月27日(土)収録と書いてあります。 タモリ倶楽部の台本 Ⓒ文藝春秋 安齋 37年前。何のきっかけで番組に出ることになったの? 渡辺 当時、『タモリ倶楽部』の構成作家を景山民夫さんと加藤芳一さんが担当されていて、私はこのお二人とご縁があったんですよ。で、「食えなさそうなフリーの編集者がいるから、面白いから出しちゃえ」みたいな、わりと軽い感じで呼んでもらった気がします。