機械学習の基盤理論を分かりやすく解説 機械学習の基盤である「ベイズ理論」。同理論で最初に出てくるのが、「ベイズの定理」だが、本書はこのベイズの定理について、著者独特の図解を駆使しながら、数式を使わずに分かりやすく説明している。流行のデータサイエンティストなどを目指す人であれば、本書で大まかなイメージをつかんだ上で、より専門的な書籍に進むのがよいだろう。 著者の涌井貞美氏は兄の涌井良幸氏と共にベイズ理論や統計学の一般向け解説書を数多く上梓しているが、本書はその中でも最も平易なものと言える。機械学習の定番の教科書としては「PRML」の略称で知られる「パターン認識と機械学習」があるが、機械学習の入り口として本書はお薦めできる。
![図解・ベイズ統計「超」入門](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)