12年前、アフガニスタンのタリバン政権に破壊された世界的な文化遺産のバーミヤン遺跡の大仏の1体に、ドイツの専門家チームが、ユネスコに無断で足のような構造物を作っていたことが分かりました。 ユネスコは、「作り方や形状の十分な検証がされておらず世界遺産にはふさわしくない」として工事を中止させました。 構造物が作られたのは、2体ある大仏のうち、6世紀に作られ、2001年にアフガニスタンの大部分を支配していたイスラム原理主義勢力、タリバンに破壊された高さ38メートルの「東大仏」があった場所です。 先月、3年ぶりに現地で調査した日本の専門家チームが、もともと大仏の足があった場所に、れんがや鉄筋で作られた高さ4メートルほどの円筒形の構造物があるのを確認しました。 遺跡の保護に当たっていたドイツの専門家チームがユネスコに無断で作ったもので、ユネスコは、「作り方や形状の十分な検証がされておらず世界遺産には