我が家には家訓(?)があって、 その内容が『故人のことを3つのエピソードで語り継ぐこと』 並びに『生きている間に子孫に語り継ぐエピソードを築くこと』というもの。 まあハッキリと明文化されてないから、勝手に言葉で補完しているけど、 大体内容はこんな感じ。 元から、我が家は代々続く田舎百姓の家で、 大した家柄でもなく地主でもないけど、300年くらい続いてる。 そこで先祖の人の話がずーっと口伝えで伝えられてきた。 例えば先祖のおミツさんは、参勤交代中のお侍さんに 「これこれそこの百姓や。今何時じゃ」と声をかけられた。 そこでおミツさんは突然のことに驚いて「はい、飯時でございます」って答えた。 そうするとお侍さんが笑って「確かにその通りだ」と笑った…という話とか。 まあご先祖様各々色んな話があるけれど、3つと決めたのは曽祖父だった。 その理由が、長男を幼少期に水難事故で亡くし、 三男は戦争で亡くし