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  • 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が失くしたもの

    映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 ハリー・ポッターシリーズのファンが『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のファンになるかどうか。世界を共有する姉妹シリーズとはいえ、そこには意外に大きな壁があるように思う。 ハリー・ポッターシリーズはいわずと知れた人気作だ。原作小説もその映画も世界中で大ヒット。そのシリーズが主人公を変えて続くとなれば、作を心待ちにする人も多かったに違いない。しかも、ハリー・ポッターシリーズの原作者J・K・ローリングがみずから想を練り、脚を書き下した作品だから、小説こそ出版されないものの正統な後継作だ。 作品の舞台が英国に限定されたハリー・ポッターシリーズとはうってかわり、世界中のファンへのサービスなのだろう、シリーズは世界各国を舞台に

    『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が失くしたもの
    fuktommy
    fuktommy 2016/12/05
  • 『バケモノの子』の正体

    映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 【ネタバレ注意】 主人公のバケモノに熊徹と名づけて熊だと思わせ、相棒が猿、僧侶が豚とは、細田守監督はフェイントが巧い。 細田監督の発想はストレートだ。子供の成長に合わせてアニメーションを作った宮崎駿監督以上に判りやすい。 結婚して親戚が増えると、親戚が集まる『サマーウォーズ』を作り、出産・子育てする人を目の当たりにすると『おおかみこどもの雨と雪』を作り、自分が子供を育てはじめると『バケモノの子』を作る。細田監督の人生の節目や出会いがそのまま作品になっている。 「前作『おおかみこども』では、子どもと母親を描きました。今作を表現するなら、“父と子”になるのかと思います。」 そう語る細田監督は、公式サイトのインタビューでこうも述べている。

    『バケモノの子』の正体
    fuktommy
    fuktommy 2015/07/19
  • 『崖の上のポニョ』 名前を呼び捨てにさせるって!?

    映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 先の記事「『崖の上のポニョ』 嵐の夜に子供を置き去りって!?」に、はるさんからコメントをいただいた。 以下は、はるさんのコメントへの返事として書いたものである。 --- はるさん、こんにちは。 なるほど、字幕だと呼び捨てが気にならないかもしれませんね。 鈴木敏夫プロデューサーによれば、『崖の上のポニョ』がアメリカ人の眼から観てとんでもない映画であるもう一つの理由は、母親の名前を呼び捨てにするからだそうです。『ジブリの森とポニョの海』で宮崎監督や鈴木プロデューサーにインタビューしたロバート・ホワイティング氏も「アメリカなら親を呼び捨てにすることは怒られます。」と云ってます。米国人は気さくにファーストネームで呼び合うのに、これは興味深い

    『崖の上のポニョ』 名前を呼び捨てにさせるって!?
    fuktommy
    fuktommy 2015/04/18
  • 『崖の上のポニョ』 嵐の夜に子供を置き去りって!?

    映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 これだけは書いておきたい、という思いでムラムラしている。 6年前もそうだった。そのために当サイトを立ち上げたと云っても過言ではない。 そのときの思いが再燃している。先々月、『崖の上のポニョ』がテレビ放映されたからだ。 偉大な映画監督が年齢とともに作風を変えるのは珍しいことではない。 80代になっても精力的に映画を撮り続けた黒澤明は、だがしかし、『椿三十郎』のように縦横に張り巡らせた伏線とダイナミックなストーリーで楽しませる映画を撮ったのは50代までであった。 『道』や『カビリアの夜』のような涙を誘うドラマを撮っていたフェデリコ・フェリーニは、虚構と幻影の中をさまようかのごとき作品づくりに変わっていった。 これらの監督は、張り巡らせた

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    fuktommy
    fuktommy 2015/04/11
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