コスプレーヤーで満員になったKTRのお座敷列車=京都府舞鶴市伊佐津 北近畿タンゴ鉄道(KTR)は31日、アニメの登場人物らに扮した「コスプレーヤー」を乗せた貸し切り列車を西舞鶴―宮津駅間で走らせた。あいにくの雨模様の中、10〜30代の男女約40人が途中下車しながら京都府宮津市内の景勝地や酒蔵の観光を楽しんだ。 若者を呼び込もうと、参加費1500円の「コスプレ列車」を企画。インターネットのサイトなどで参加者を募ったところ、奈良、愛媛、新潟などから若者が集まった。8月に天橋立でコスプレ交流会を開き、今回も協力した天橋立観光協会の宮崎美帆さん(33)は「コスプレーヤーは自らの姿を写真にとり、サイトに載せる。幻想的な丹後の景色も写れば、観光PRにもなる」と効果に期待する。 初めて丹後地域を訪れたという兵庫県尼崎市の女性(27)は「コスプレで観光できて楽しかった。奈具海岸の眺めは迫力があった。