(株)ケンウッド 代表取締役社長 兼 CEO 塩畑 一男氏 Kazuo Shiohata カーとホームと無線で 経営統合でのシナジー効果も 大きな飛躍につなげる カーオーディオ、ホーム・ポータブルオーディオと、オーディオ専業メーカーとして揺るぎないブランド力を誇るケンウッド。苦戦を強いられた時代を経て今、新たなる道を進む同社について、社長である塩畑氏にお話を伺った。銀行員としてケンウッドを担当されていたという経歴をもつ同氏。2002年の着任から、昨年大きなニュースとなった日本ビクターとの提携について、またオーディオ専業メーカーとしての今後の戦略など、興味深いいくつものテーマが明らかになる。 ハイファイとDAPの架け橋となる 「シームレス化」のコンセプトで 音楽の楽しみ方を拡げていく ―― まずは、塩畑社長のご経歴につきましてお聞かせください。 塩畑 私が当社に来たのは2002年6月で、