『モーニング』(講談社)に1999年から2004年まで不定期連載された。単行本全4巻。 表題は古典ギリシア語[注釈 1]で「惑う人」を意味するπλάνηςの複数形πλάνητεςであり、「惑う人々」転じて「惑星」を意味する語(英語で惑星を表す“planet”の語源)[注釈 2]。 あまり顧みられることのない、宇宙開発によって生まれたスペースデブリ(宇宙ごみ)問題を取り上げ、その回収業者が主役のSF漫画である。2002年度星雲賞コミック部門および、テレビアニメ化された作品が2005年度星雲賞メディア部門を受賞。同賞の原作・アニメのダブル受賞は『風の谷のナウシカ』以来であり、更には連載中の作品については本作が初である。 作品の特徴のひとつに、作者の愛好する宮沢賢治の詩や物語が、時折引用される形で作品に登場する。2004年には「プラネテス公式ガイドブック 2075年宇宙への挑戦」が刊行された。