grep の名の由来は、ラインエディタedのコマンド g/re/p である。その意味するところは「global regular expression print(ファイル全体から/正規表現に一致する行を/表示する)」で略号になっている[1]。 姉妹コマンドとして、正規表現ではなくリテラル(即値文字列)のみを扱う高速な fgrep[2]、拡張正規表現が使える egrep[3] がある。POSIX では fgrep、egrep を旧形式としていて、それぞれ grep -F、grep -E を使うことを標準としている。Linux Standard Baseでも指定コマンドになっている[4]。 grep コマンドの基本的な使い方は grep オプション パターン ファイル である。 ファイルは複数指定することができ、また省略して標準入力から検索することもできる。 オプションには次のようなものがある