これまで、企業の財務について、経理の役割・経理活動の記帳のツールである簿記、企業財務の最終目的とされる決算書を見るポイントを研修してきました。 今回は決算書の見方の総仕上げとして、経営結果としての数値を的確にとらえる為の手法(財務分析)について、学習する事にしますが、その前に経営分析の内容を見てみましょう。 自分の会社の経営内容を知る為には、経営結果としての数値を的確に押さえる事が大切です。会社を知るには、 ①経営結果としての数値を的確に押さえる事 ②その数値がもたらされた原因を経営活動に照らし合わせてみる事。そして ③その数値でとらえ切れない事柄にまで踏み込んで経営の実態を考える事 の3つがバランス良く行われる事によって初めて可能になります。 したがって、経営分析とは一般的に財務分析と呼ばれる数値による分析(数値で計るという意味で定量分析といいます)と数値の背景にある数値を離れた経営活動