⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 「ねぇ、いつ死ぬの?」 「何よぉ、いきなり。相変わらずひどいわねー。死ぬってなんなの?」 ペラペラとよくしゃべる独身のペリコ伯母さんが、まゆさん宅に遊びに来ていました。 「だって、何年も前から自分の身体の違和感について言ってくるじゃん」 「あたしの心臓の話?」 「そう。あの会うたび会うたび、しつこく言うやつ」 「しつこくなんて言ってるかしら?心臓が変だって、ちょっと言っただけじゃない。せっかくおいしいチョコレート持ってきてあげたのに」 「それはどうも」 「これねぇー。デパ地下で2500円もしたんだから」 心臓に違和感を感じているらしいペリコ伯母さんは、恩着せがましい所があります。 「そうそう、その日はお洋服を買いに行ったんだけど、店員さんによく似合うって褒められてねぇ」 ペリコ伯母さんは自慢王でもありま