小春日和だった節分から一転して、日本各地はこれから一気に寒い空気に覆われる予定です。東京での気温は実に15度から3度近辺まで急激に冷える予定で、雪の予報もでています。 これだけ急に寒くなると、この空気はいったいどこからやってきたのだろうか? と不思議になります。一番簡単な答えは教科書通り「シベリア寒気団から」ということになるでしょうけれども、どうせならもう少し詳しく見てみると、寒気が実は「北極生まれ、シベリア育ち」の様子が見えてきます。 うねる寒波の通り道 次の縦長の図は ECMWF、つまり「ヨーロッパ中期予報センター」で計算された2月1日を開始点とした予報の図です。色を見ているだけで十分なのですが、こちらは850hPaの気温を示しています。日本の北、シベリアに青、というよりも寒すぎて紫色になっている部分がありますが、こちらがいわゆる寒気の中心です。 本来、こちらから冷たい空気が南に垂れ
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