受信料の支払いを巡る裁判では常にNHKが勝利してきましたが、ついに時代が動きました。2020年6月、NHKが映らないテレビを設置した女性が「受信料の支払い義務はない」と主張し、勝訴したのです。その裁判のカギとなったのが「iranehk(イラネッチケー)」と呼ばれるフィルターです。詳しく見ていきましょう。 iranehk付きテレビでNHK受信料裁判 放送法ではNHKの番組を見る・見ないにかかわらず、「受信設備を装備したものは料金を支払わなくてはならない」とされています。テレビであれスマホであれ、「受信回路が備わっていればNHKが映るんだから料金を払え」と、NHK集金人が各家庭を回って契約を迫ってくるのはご存じのとおりです。 そんな半強制的なやり方に疑問を持った人々がこれまで裁判を起こしてきましたが、NHKの敏腕弁護士連が勝訴するのがお決まりのパターンで、この状態が変わるわけがないと思われてき