〜 日常生活に浸透し、安定的に推移するミネラルウォーター市場 〜 2009年の清涼飲料市場全体は、景況悪化による消費マインドの冷え込みにより前年を下回ることが推定される中、ミネラルウォーター総市場は、1〜6月累計で前年並と推定され、安定して推移しています。 日本のミネラルウォーターの歴史は、1970年代前半、業務用市場で販売された瓶入りのミネラルウォーターにまでさかのぼります。その後、様々な時代背景を反映しながら、ミネラルウォーターは着実に日本人の生活の中に浸透してきています。 ●1980年代後半〜家庭用市場への広がり 自然・健康ブームに加えて、海外旅行の増加によってミネラルウォーターに接する機会が増えたこと、さらに水道水の質への不安が問題になる等の要因から、ミネラルウォーターは、それまでの業務用市場から家庭用市場へも広がり始めました。 ●1990年代〜家庭用市場で大きく伸長