東京大学が研究目的で発掘した遺骨が北海道浦幌町のアイヌ民族団体に返還され、長い年月を経て22日、墓地に埋葬されました。 北海道浦幌町のアイヌ民族団体に返還されたのは東京大学が研究目的で明治以降に発掘した遺骨です。浦幌町のアイヌ民族団体は東京大学に遺骨の返還を裁判で求めていましたが今月和解が成立しました。遺骨は22日、浦幌町の墓地に再埋葬されました。 (ラポロアイヌネイション 差間正樹名誉会長) 「地元の土に返すことができたという安堵の思いでいっぱいです。謝罪の言葉があってしかるべきと思うがその点は一切ありませんでした」 23日は慰霊の儀式が執り行われます。