宅配業者のトラックを取り囲む市民団体のメンバー=那覇市の沖縄県庁前で2011年12月27日、福永方人撮影 政府が発送した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書が県庁に届く見通しの27日、県内移設に反対する市民団体のメンバーや地方議員らが評価書の配達を阻止するため庁舎周辺に陣取った。配送業者の車両が来る度に周囲を取り囲み、評価書を積んだ車を県庁から引き返させた。仕事納め前日の県庁は朝から騒然とした雰囲気に包まれた。 阻止活動を展開したのは「基地の県内移設に反対する県民会議」のメンバーら。26日に引き続き100人以上が午前8時前から県庁に集結。出入り口4カ所に分かれ、「評価書の提出を許さないぞ!」と書かれたプラカードや「怒」の1文字が入った赤い紙などを掲げた。 宅配業者の車などが入ってくると前に立ち、運転手に「配達物の中身は何ですか」「どこの課あてで