TICAD=アフリカ開発会議は2日目です。安倍総理大臣は、さらなる支援策を打ち出しました。注目したのは、サハラ砂漠の南に広がるサヘル地域です。この地域はテロ組織の拠点になっていて、すぐ近くのアルジェリアでは1月に日本人人質事件も起きています。安倍総理はこの地域に1000億円の援助を決めました。その狙いは何なのでしょうか。 (政治部・山下達也記者報告) サヘル地域はアフリカで最も貧しい地域で、武器や麻薬の密売も広まっています。安倍総理としては、テロの温床となる環境改善を図ることで、アフリカ全体の安定化につなげる狙いがあります。 安倍総理大臣:「平和で安定した社会の土台は、そこに生きる一人一人の幸せである。(日本は)紛争・不安定の芽を摘み、平和と安定の土壌を育む努力を強化します」 この背景には、日本の企業側から、「アフリカは成長市場だが、治安対策を企業が行うのはコストの増加要因だ」として、政府