東京港内の船舶災害への対応力強化を図るため、東京都は大型船舶を曳航(えいこう)できる能力を持ったタグボート型の新型消防艇を国内で初めて導入する。国や都が進める東京港への豪華客船誘致などを踏まえたもので、都は平成27年度予算案に設計費2000万円を計上。29年度に完成させる予定だ。 都によると、東京消防庁は消防艇を9艇保有しているが、いずれもタグボート型の新型艇ではない。このため、自力航行ができない船舶を引っ張ったり、火災が発生した船舶に接触し、風向きに応じて位置や向きを変えて延焼を防いだりする措置がとれなかったという。 新型艇の排水量は約200トンの見通しだが、第2次世界大戦当時の日本海軍最大の戦艦「大和」(基準排水量6万5000トン)を超す7万5000トン級の大型船も曳航できる能力を備える予定。 すでにニューヨークやロサンゼルス、香港など、港を持つ大都市の多くは導入しているといい、都は「
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