北朝鮮が事実上の弾道ミサイルを発射した場合、沖縄県の上空を通過する可能性があることから、航空自衛隊の迎撃ミサイル、PAC3を積み込んだ海上自衛隊の輸送艦が、沖縄に向け広島県の呉基地を出港しました。 このうち広島県の海上自衛隊呉基地では、4日朝から航空自衛隊の迎撃ミサイルPAC3の発射機や大型車両などを輸送艦「おおすみ」に積み込む作業が行われました。このPAC3は、予想される飛行コースに近い沖縄県に追加して配備され、万が一ミサイルの一部が落下するおそれがある場合に備えることになっていて、「おおすみ」は午前9時前、沖縄に向けて出港しました。 発射予告を受け、自衛隊はPAC3の部隊を沖縄県内の基地のほか、東京・市ヶ谷の防衛省や埼玉県の朝霞訓練場、千葉県の習志野演習場に配備しています。また、高性能レーダーで弾道ミサイルを追尾することができる海上自衛隊のイージス艦、合わせて3隻を東シナ海と日本海に配