2011年09月24日17:14 「国民主義」に閉じ込められずに日本を眺める カテゴリ社会 徐京植の日本通信 原文入力:2011/09/23 20:48 (2492字) 社会の人を「国民」という指標で一括してしまい、自らもそこに含め類型化することで安心しようとするのが、「国民主義」の心性だ。国民主義に根をおろした単純な日本理解は、日本の中間派やリベラル派の限界や問題点には鈍感で危険だ。 ← 徐京植(ソ・キョンシク)東京経済大学教授 今回の記事から「日本通信」というタイトルで連載をすることになった。このタイトルは私が提案した。提案理由は大きく2種類ある。一つは、今までも強調してきたことだが、これからはますます「日本」が重要な問題として、私たちの前に浮上することになると思われるためだ。「私たちの」とは「韓国人」に限定した意味ではない。東アジアと世界平和を望む多くの人々だ。過去約10年間、すでに