またまた、古い読書メモからの転載 === 先住民族女性の複合的差別分析の「用具」を求めて ~フェミニズムはイリイチと和解しうるか~ (連載第1回) 中野憲志 compa IMADR-MJPプロジェクト機関誌 primavera de 2001(2001年春季号 3月発行) 所収 <<著者は最初に「僕が考えたいのはフェミニズムにとっての「イリイチ問題の周辺」」であると書く。そのテーマを設定した理由がIMADRグァテマラ・プロジェクトとの関係で記述される。>> ==以下、抜書き+アルファ==<<>>内はつるた イリイチ受容と拒絶のポリティクスは、日本に1980年代の前半期に連続的に輸入された『ジェンダー』と『シャドウ・ワーク』に示されたイリイチのジェンダー論(と彼のフェミニズムに対する考え方)を中心に展開されてきたものである。問題は、実がそれが今でも生々しく尾を引いていることにある。そのことが