日本において、EPUB問題はユニコード問題と深い関係がある。ユニコードはEPUBの前哨戦であり、その結果がE3Jに与えた影響はとても大きかったと思われる。文字は組版の土台をつくる積み石であるというだけでなく、ここでの一種の「社会的体験」が、標準化のステークホルダーたちに現実的な行動をとらせたのではないか。証明は簡単ではないが、関係者に補足していただくことを期待して、ここで問題を提起しておきたい。 「ユニコード」の小林さんから、早くも「上質のパクリは、優れて知的創造力の産物」という重圧をかけられてしまった。「低級」にならない保証はないので、否なった場合こそ後難を避けるため、こうして仕事場を公開するわけである。韓国歴史ドラマで、重大なミスを犯した重臣が王様に「私を殺してください」と言う場面がよくある。激高する若い王様が「言い訳を申せ。余が直々に裁きを…」といきり立つのを、忠臣でもない老臣、恐懼