『天気の子』がめちゃくちゃいい。 先週公開されてから頭のなかをその想いがぐるぐるとしている。いい理由を言う。 1 映像と音楽のよさ 2 ぼくの知っている東京 3 描いてほしいことを描いてくれた + 備忘録 1 映像と音楽のよさ まずなんといっても映像が美しく、音楽がさらにそれを引き立てている。新海誠監督と野田洋次郎のやり取りについて知ると、二人の信頼関係の厚さに「そこまでか」とビビるくらいだし、ラストシーンのあの感動もそうしてできあがっているんだと納得する。ここでは特に2回目の鑑賞でボロ泣きしてしまった場面をピックアップしたい。 ①帆高がはじめて陽菜の家を訪問するシーン そもそも男子が女子の家を訪問することには普遍的なよさがある。緊張と期待で胸が熱くなる。 部屋に入ってからの展開と演出でもう完全にやられた。 窓際のビーズの飾りが色とりどりの光を反射して帆高の顔を照らす。天野家の穏やかで生活