暑さ対策グッズとして昨年ヒットしたハンディファン(手持ち型扇風機)の使用中に、空を飛んでしまうトラブルが今年になって相次いでいる。風量の強い機種が出回っていることが原因とみられ、発売元では購入者に注意を呼びかけている。 消防庁の調べによると、ハンディファンが関係した今年の事故件数は15日までに237件と、昨年の72件を上回り、3倍以上に達した。また、指や髪が回転中の羽根に巻き込まれたことによる軽傷が多くを占めた昨年とは異なり、今年は頭を強く打ったり、首を痛めたりする比較的程度の重い負傷事故が特徴だという。 これらの事故の原因は、ファンの回転数を上げすぎたことによるものが大半を占める。浮き上がったハンディファンを握ったまま一緒に浮上して、天井に頭をぶつけたり、飛行中のドローンやヘリと衝突したりしてけがを負う事故が増えているようだ。 強力なハンディファンを製造する株式会社浮汽製作所(滋賀県)で
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