【別紙資料 1】 リーディングスキルテストで測る読解力とは 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・新井紀子 「リーディングスキルテスト」(RST)とは、教科書や新聞、マニュアルや契約書などのドキュメント の意味および意図を、 どれほど迅速かつ正確に読み取ることができるかの能力を測定するために国立情報 学研究所 社会共有知研究センターが考案したテストです。 文章(テキスト)と図表から成る初見のドキュメントを、人がどのように読解するかについては、いま だ解明されていない部分が多く残されていますが、 少なくとも次のようなプロセスが含まれると考えられ ています。 1. 文節に正しく区切る。(例:私は学校に行く。→私は/学校に/行く。) 2. 係り受けの構造を正しく認識する。(例:美しい水車小屋の乙女。→美しいのは「乙女」である) 3.