3Dプリンティング技術は特許の塊とも言われています。現在家庭用として普及している3DプリンターはFDM(Fused Deposition Modeling)法となっています。FDM方式(熱溶解積層法)とは、その名の通りフィラメントを熱で溶かしてZ軸方向に積層して造型する方式。この特許は3DプリンターのリーディングカンパニーStratasys社が保有していましたが2009年に特許期限が切れると、RepRapや3Dシステムズ社のCUBEやMakerbot社のMakerbotReplicator等が続々と登場して、一気にホームユースの低価格3Dプリンターが普及しました。特許が切れるまでは3Dプリンターは数百万円もした為、一般人が入手することはほぼ不可能でしたが、特許が切れた今では数万円の3Dプリンターも数多く登場し、多くの個人ユーザーがモノづくりを楽しんでいます。 そして2014年2月には、より
Blade-1とは何ぞや Blade-1とは、米国のオープンソースプロジェクト「RepRap」から派生した3次元プリンタです。米国シカゴのデザイナー バートン・ドリング(Barton Dring)氏が開発した「MakerSlide」を基にした「ORDbot」に、さらにホットプロシードが改良を加えたものです。造形サイズは、100×100×100mm(縦、横、高さ)。積層ピッチは、0.2~0.4mm。価格は、13万6500円です。 「安い理由」と、データのお話 3次元プリントするためには、絶対3次元データが必要です。意外と皆さん、データのことには関心がないんですよね……。展示会などでまず聞かれるのは、精度と製作時間です。 確かに、工業用3次元プリンタとパーソナル3次元プリンタでは、精度が一番の比較対象となります。両者の価格差ですが、さて、何が差分として扱われるのでしょうか? それはやはり、精度
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