この記事は、第六回から前の分に興味が沸き、その第三回への感想です。もはやコメントの時期を過ぎました。昔私が入社した30年以上前の事です。職場のたたき上げの先輩は、私ども大卒新人に対して、「いつも『なしてか』と考えろ」と。『なしてか』とは方言で、もちろん『何でだろう』です。「理由や原因を突き詰めて、背景や回答を見出す考え方を求めよ」というのが主旨であろうと思います。今は幹部・中堅社員に対して、多くの新人やアルバイトに「解決策を下ろすな」と指導しております。一つ一つに解決策を示していては、百の問題に百の対策を教えることになります。誰も覚えておらず、守られません。本文にあるよう、意思が伝わらないのです。二つ三つの事例から、根本の問題と、それに対する姿勢・考え方を身に付けるなら、他の事でも対応できるようになります。しかし今は、その「なぜ」の所から言ってやらないと、分かってくれない時代です。「なぜ」