cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
日本広しと言えども、高橋源一郎ほど小説を愛している男はいないのかもしれない。学生運動にのめりこんだ10代、失語症ゆえ肉体労働に励んだ20代を経て、フタをされていた言葉たちがほとばしった初期の傑作群から始まる彼の歩みを知ることは、そのまま小説の可能性を知ることのようでもある。そんな彼が小説を書くことを通して行き着いた「幸せ観」とは、いったいどういったものなのだろうか。小説家・高橋源一郎流、幸せの作り方をお聞きした。 (インタビュー・テキスト:小林宏彰 撮影:菱沼勇夫) 小説家、文芸評論家、明治学院大学教授。1981年、『さようなら、ギャングたち』で群像新人長編小説賞優秀作に選ばれデビュー、古今東西の名作からマンガ、テレビといったマスカルチャーまでを引用するポップかつシニカルな作風により、アヴァン・ポップの旗手と目される。ほかに『優雅で感傷的な日本野球』(三島由紀夫賞受賞)、『日本文学盛衰史
Amazonへの出荷停止を発表した3つの出版社 Amazonがあらゆる小売業の脅威として膨らみ続けていく趨勢は、この先も揺らぐことはないだろう。利用者の利便とあらゆる方法で結びつこうとする勢いはどこまでも強まっていく。5月、「Amazon Student」サービスが再販売価格維持制度に違反するとして、緑風出版・水声社・晩成書房の出版社3社が、半年間ほどAmazonへの出荷を停止すると発表した。「Amazon Student」サービスとは、「大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生」に、「本(コミック・雑誌・Kindle本を除く)ご注文金額(税込)の10%分をAmazonポイントで還元する」サービスのことであり、この10%還元が「再販売価格維持制度」に反する値引き行為にあたるとして、3社がAmazonへの出荷を停止した。Amazonが大口取引先どころか最大取引先となっている各出版
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く