仕事への意義、やりがいを感じることの重要性は、数々の研究で実証されており、直感的にも理解できるものだ。しかし実際のところ、「やりがい」なるものの正体は何なのだろうか。どんな仕事にも意義を見出すことは可能なのだろうか。そのヒントを示す事例を紹介する。 「人生で最も貴重な恵みは、やりがいのある仕事に尽力できる機会である」――セオドア・ルーズベルト、1903年9月7日 109年前にレイバー・デー(労働者の日)の演説でセオドア(テディ)・ルーズベルトが述べたこの言葉は、今日でも変わらず真実味がある――やりがいのある仕事は、人生を大いに豊かにする。我々の研究では、自分の仕事を有意義であると感じ、その仕事で進捗を得ることが、人々の日々の職務経験を飛躍的に充実させることが明らかになっている(本誌2008年3月号「知識労働者のモチベーション心理学」)。それでは、仕事を「有意義」にするのは何なのだろうか。
![どんな仕事にも「やりがい」を見出すことは、可能なのか | ビジネススキル|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/02dcaee367a55bdc6df2a5319943e4f196619485/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdhbr2.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2F9%2F-%2Fimg_697a205240ce24cf4653a09df5edd0a5209020.jpg)