「与えれば、与えられる 求めよ、さればもたらされる」 原題は「Loin des hommes」(男から遠く離れて) 原作はアルベール・カミュの短編集「L'exil et le royaume」(追放と王国)の 中の一編「L'Hôte」(客) カミュはアルジェリアで生まれ育ったんですね フランス人からはアラブ人と言われ、アラブ人からはフランス人 またはエスカルゴ(スペイン人←母親がスペイン系)と呼ばれた 私は「異邦人」しか読んだことがないのですが 彼の倫理や正義や愛に対する不条理や反抗というテーマは 本作にも共通しているように思えます 1954年、人里離れたアルジェリアの村の学校 フランス人の教師で元軍人のダリュ(ヴィゴ・モーテンセン)が 子どもたちに勉強を教え、配給(食料)を配ります そこにフランス人憲兵がやってきて 従弟殺しの容疑をかけられているモハメド(レダ・カテブ)という男を 裁判に