レスリング競技がオリンピックからの除外候補となり、2020年夏季五輪で実施されない可能性が高くなった問題で、国際レスリング連盟(FILA)のラファエル・マルティネッティ会長(スイス)が16日、会長職を解任された。 日本レスリング協会などによると、FILAは同日、タイのプーケットで理事会を開いており、席上、マルティネッティ会長の責任を問う声が上がり、信任投票の結果、1票差で不信任が上回った。 レスリング競技は、国際オリンピック委員会(IOC)が12日に20年五輪からの除外候補に決定。FILAは理事会で、五輪存続への方策などを協議する予定だったが、ロシア連盟の代表らから、今回の事態を招いた会長の責任を問う声が上がったという。