<解説> 社会不安障害の話。いかがでしたでしょうか。 スピーチ恐怖、視線恐怖、電話恐怖などを紹介しましたが、やはり一番多いのは「スピーチ恐怖」です。 大勢の前で話すのは誰でも緊張してしまうもの。 しかしこれが強くなると、極度の不安や動悸が生じ、またそのスピーチの前日より前から、そのことが気になって、他のことが手に付かなくなってしまいます。 こうなるとかなり問題ですので、受診する必要も生じます。 治療としては、不安をおさえる薬であったり、また心理療法であったりします。 たとえ薬の力でも、気持ちが落ちつくことによって、緊張せずに本番を行えると、 「あぁ、意外に大丈夫なんだ…」 と、体が学習します。その結果、しばらくすると、薬なしでも問題なくスピーチが行えるものです。 また薬剤を使わない場合、アドバイスとしては、マンガの中にもあるように、 「言いたいことを少なく絞る」 という方法があります。 あ