ドイツにいる同僚から緊急の電話が飛び込んできたのは、6月23日午後8時ごろだった。「非常に残念なお知らせがあるんだ。実は、ドイツのメディアが、ニュルブルクリンク近辺の公道で67歳のトヨタのテストドライバーが事故で死亡したと伝えている。『LFA』に乗っていたと言っている」という。 67歳のテストドライバーというと、1人しかいない、と思った。それはニュルブルクリンク・マイスターこと成瀬弘氏を示していることになる。真夜中にやっと確認がとれた時、日本の自動車界が1人のヒーローを失ったことにあらためて落胆した。私も仕事や24時間レース参戦でかなりお世話になっているだけに、非常に衝撃的なニュースだった。 独日刊紙ウェルト (Die Welt) によると、現地時間の午前10時ごろ、同氏はレクサスLFAの特別仕様車「ニュルブルクリンク・パッケージ」に乗り、その近辺の一般道でテストしている時に、BMWのテス
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