伝説 大西洋の西に位置する、バミューダ諸島、フロリダのマイアミ、プエルトリコを結ぶ三角形の海域は、船や航空機が忽然と姿を消すことで世界的に知られている。世に言う「バミューダ・トライアングル」 である。 この海域では奇妙な事件がいくつも起きている。たとえば1978年2月22日、空母ジョン・F・ケネディに物資を運ぶため飛行していた海軍中佐ポール・スマイスとリチャード・レオナルド中尉は、バミューダ海域を飛行中、乗っていた飛行機もろとも消失した。当時、天気は快晴で、消失の原因はわかっていない。 1980年1月10日には、ルイジアナ州立大学のフットボールコーチ、ボー・リーンが乗る飛行機が、同州の州都バトンリュージュを目指して飛行していた。すると突然、バミューダ海域へ向かって飛び出し、5時間後に姿を消してしまった。事件についての手がかりはまったくつかめておらず、なぜこのような事件が起きたのか謎である。