通信機能付きの血圧計を使った高齢者の見守りサービスが、横浜市瀬谷区で試行されている。首都圏に約150店舗の保険調剤薬局を展開する薬樹(大和市)が、自宅で測定した値をデータ送信できる血圧計を活用。薬局へデータが送信されなかったり、測定値に異常があった場合、ケアマネジャーや主治医らに連絡を取る「日本で初めてのサービス」(同社)という。独居老人の孤立が社会問題化する中、地域のさまざまな職種の連携による見守りが期待できるとして、行政も注目している。 サービスの利用者は、同社の訪問服薬指導を受ける瀬谷区在住の70~90代男女5人。薬樹が無償提供した血圧計で毎日午前9時までに測ることになっており、測定値は自動的に「訪問健ナビ薬局瀬谷」へ送られる。送信されなかった場合は薬局から自宅へ電話。本人と連絡が取れないときはケアマネジャーなどに連絡し、安否を確認してもらう。 サービスを開始した1月以降、主治医