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ブックマーク / note.com/campintheair (5)

  • 「マンガとは卵かけごはんである」理論|伊藤聡

    マンガが読めない、という私の悩みについて、マンガ好きの知人と話した内容を再現しました。発言中の「◆」は知人、「伊」は私です。 ◆「伊藤さんはマンガ読めないって言ってましたよね」 伊「読めないです」 ◆「でも『スラムダンク』は、映画見てハマって、そこから原作も全巻読んだって言ってたじゃないですか」 伊「そうですね。読みました。メッチャよかった」 ◆「マンガ読めないのに、スラダンどうやって読んだんですか」 伊「あー、いい質問ですね。一応は最後までページをめくってあらすじを追いましたし、内容は理解できました。何なら感動もしたんですけど、その、完全には読めていないといいますか」 ◆「その『完全に読めてない』っていうのがわからないんですよね。イメージとして想像しにくいんです。スラダンは、伊藤さんからどんな風に見えてるんですか」 伊「たしかに伝わりにくいかも……。ストーリーや作者のメッセージは正しく把

    「マンガとは卵かけごはんである」理論|伊藤聡
  • 原作を1ページも読んでいない『スラムダンク』弱者の目から見た『THE FIRST SLAM DUNK』はどのような映画だったか|伊藤聡

    記事の中で映画ゲーム漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 ◆ふむ、この背の小さい子が主人公か ◆沖縄出身か~。沖縄の子が将来プロ選手になった話かな ◆身長のハンデを努力とセンスでおぎなう主人公、なるほど ◆優しいお兄ちゃんだ ◆オープニング、手書きの登場人物カッコいいぞ! ◆音楽もヤンチャで元気いい。いけいけ! ◆たぶんこの絵が動き出す感じが、原作ファンの心をくすぐるのだな ◆学校の名前がドンと出た。ここでファンは「ウォー!」だろうな ◆ていうか、『スラムダンク』って高校バスケの話だったのか。プロ選手のマンガかと思ってた ◆きっとこのオープニングで原作ファンは心をつかまれるに違いない! ◆「はい、ご存じあの高校との戦いですよ!」的な煽りVオープニングだけど、原作知らないからあんまりついていけてない部分はある。強敵であることは理解 ◆試合

    原作を1ページも読んでいない『スラムダンク』弱者の目から見た『THE FIRST SLAM DUNK』はどのような映画だったか|伊藤聡
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2022/12/25
    原作未読勢でいいだろ、なんだよ弱者って
  • 『竜とそばかすの姫』と、細田監督はダメ出ししてくれるスタッフを雇いましょうの巻|伊藤聡

    ※結末を含む内容について触れていますので、未見の方はご注意ください まず書いておきたいのは、私は今作で主人公役の声優をつとめたミュージシャンの中村佳穂を、デビュー当時から熱心に追いかけてきたファンだということです。彼女が『竜とそばかすの姫』の声優に選ばれたというニュースを知ったのも、渋谷で行われた中村のライブの途中でした。彼女が直接、舞台上から観客に伝え、会場が大きくどよめいたのを記憶しています。作における彼女の声、歌は当にすばらしく、みごとなものです。わけても、冒頭で流れる曲の斬新さにはワクワクされられました。作品全体を同様に絶賛できればどれほど嬉しかっただろうと思うのですが、正直なところ、映画そのものについては落胆してしまいました。「中村佳穂は当にすばらしかった」と強調した上で、作品について考えていきます。第三者の視点の不在『竜とそばかすの姫』を見て最初に感じたのは、細田監督ひと

    『竜とそばかすの姫』と、細田監督はダメ出ししてくれるスタッフを雇いましょうの巻|伊藤聡
    fusanosuke_n
    fusanosuke_n 2021/07/26
    馬鹿馬鹿しいね。細田守作品は普通に立派な興行成績を上げているのに。スクリプトドクター入れて批判的な人々のお眼鏡に適うような作品になったとして今より興行収入あがる保証があるのかよ
  • なぜエヴァはパチンコになってもすり減らないのか|伊藤聡

    パチンコになって失われるものどうも賭博に興味がわかず、パチンコも未経験のままなのだが、世の中にはパチンコをきっかけに『エヴァンゲリオン』を知った人も多いらしい。膨大な額のロイヤリティ収入が見込まれるというパチンコのライセンスだが、パチンコメーカーに作品の使用許可を出すかどうかは、作者として非常に判断が難しいところではないだろうか。いくら金になるとはいえ、たとえば「CR 村上春樹」などというものが登場したとすれば完全にドッチラケで、今後彼が書く作品をこれまで通り読む気になれない。セルアウト感も出てしまうし、そのような展開を望む読者はいないのである。ひとたびパチンコ台になれば、直子がみっつ揃ったら大当たりの「ノルウェイの森リーチ」などの下世話な演出もされるはずで、作品は容赦なく消費され、心血を注いだ小説はギャンブルのための素材と化す。安易に手を出すと痛い目にあう可能性がある。 しかしどうしてか

    なぜエヴァはパチンコになってもすり減らないのか|伊藤聡
  • なぜお笑い芸人の多くは、批評を嫌う傾向があるか|伊藤聡

    お笑いと批評の関係性私は以前から、お笑い芸人さんの多くが自分の漫才やコントを批評されることに拒否反応を示す傾向があるのではないか、という印象を持っていました。そのことについてSNSに投稿をしてみたところ、いくつか反応をいただいたので、今回この疑問についてもう少し深く考えてみます。なお私は、芸人さんのラジオは好きで、わりと聞いていますが、賞レースやテレビのお笑い番組を軽く見るていどで、お笑いファンとしてはかなり薄い部類です。一応ライターをしていますが、お笑い批評をやってみたいという気持ちはないです(お笑い芸人さんの書評は、仕事で一度したことがあります)。 お笑い芸人さんの多くは、批評されるのを嫌う傾向がありますよね。映画批評、文芸批評などは創作と相互補完的で、作者からもおおむね歓迎され、不可欠になっているのに、なぜお笑い批評は当事者から(ほとんど生理的な嫌悪感をともなって)拒否されるのか

    なぜお笑い芸人の多くは、批評を嫌う傾向があるか|伊藤聡
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