『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』の細田守監督最新作『未来のミライ』。甘えん坊の男の子くんちゃんは、“未来からやってきた妹”ミライちゃんと出会い、大きな冒険が始まります。今作で重要な舞台となるくんちゃんの住む家は、横浜市の磯子区近くに建っていて、建築家であるくんちゃんのお父さんが設計したという設定。プロダクションデザインとして実際にこの家の設計を手がけたのは、住宅や商業施設などを多く手がける建築設計事務所「SUPPOSE DESIGN OFFICE」の建築家・谷尻誠さんを中心としたメンバーだ。 「普段、お施主さんからは、生活感のない、きれいな家に住みたいという要望をいただくことが多いのですが、この映画ではいかに生活感を表すのかということを意識して設計していきました」 谷尻さん達が映画の舞台になる家を設計するのは初めて。それは普段の仕事とは真逆のア
『おおかみこどもの雨と雪』で知られるスタジオ地図が贈る、細田守監督最新作『バケモノの子』。人間の子ども・九太と、バケモノの熊徹、ふたりが師弟関係を結びともに成長していく感動の冒険物語だ。今作の美術設定を手がけたのは『ALWAYS 三丁目の夕日』など数多くの実写作品を手がけ、細田作品へは三度目の参加となる上條安里。渋谷によく似たバケモノの都市・渋天街や、人間とバケモノが暮らす一軒家など、ファンタジーでありながら、写実的な世界観はいかに出来上がったのか。 物語のおもな舞台、バケモノ界にある都市・渋天街(じゅうてんがい)のベースとなったのは、リアルな東京都渋谷の街並みだ。 「いまは高い建物が多いから気付きにくいけど、その名の通り渋谷は谷になっているんです。渋天街はその形状に合わせて、実際より谷の深さを倍ぐらいにして、現在の渋谷に重ねるようにつくりました。渋天街の入り口にある門は三千里薬品のネオン
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