休業損害金をだまし取ったとして、大阪府警警備部と南、豊中両署は12日、詐欺容疑で、市民団体「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の元関西支部長、増木重夫容疑者(58)=大阪府豊中市上新田=を逮捕した。「詐欺をした覚えはない」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は平成19年11月、同府吹田市でマイカーから降りようとして転倒し負傷した後、経営する塾の役員として報酬を得ていたにもかかわらず、「けがのため居酒屋で働けない」と偽って保険会社から休業損害金約36万5千円を詐取したとしている。 増木容疑者は昨年10月にも、排ガス規制を逃れるため街宣車の車庫飛ばしを行ったとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕。大阪簡裁から罰金40万円の略式命令を受けている。