印刷 原野商法で価値の低い土地を買わされた人が、土地を売るための測量費の名目で現金をだまし取られる事件で、愛知県警は、大阪を拠点とするグループの男4人を詐欺の疑いで逮捕し、22日発表した。県警は、グループが2009年3月以降、45都府県の約500人から約4億円を詐取したとみている。 県警によると、逮捕したのはリーダーの大阪市西区南堀江3丁目、会社役員横田猛容疑者(36)ら。県警が昨年摘発した別のグループのリーダーの男(28)は、横田容疑者からだましの手口の指南を受けて独立。原野の購入者名簿を譲り受ける代わりに横田容疑者側に詐取金の1割を上納していた。 横田容疑者は昨年5〜6月、愛知県幸田町の男性(71)や松山市の女性(87)に電話で「中国企業があなたの北海道の土地を欲しがっている。測量代が必要だが、土地が売れれば測量代は大きな額ではない」と偽り、架空の測量費計134万円を詐取した疑い