アメリカの連邦高等裁判所は、反捕鯨団体シー・シェパードが南極海などで日本の調査捕鯨船への妨害を続けているとして、妨害や接近を禁じたおととしの裁判所の仮処分に違反したと認定し、シー・シェパードが損害を賠償すべきだという判断を示しました。 アメリカに本部のある反捕鯨団体シー・シェパードによる妨害を巡っては、サンフランシスコにある連邦高等裁判所がおととし、調査捕鯨を実施している日本鯨類研究所の訴えを認め、シー・シェパードに対し、調査捕鯨船への妨害や接近を禁じる仮処分を出しました。 これを受けてシー・シェパードは、活動に使用する船をアメリカからオーストラリアなどの関連組織に移してアメリカの裁判所の管轄権は及ばないなどと主張し、仮処分をかわす形で妨害活動を続けてきました。 これについて連邦高等裁判所は19日、「シー・シェパードやワトソン氏らは、妨害活動を続けるため、船や資金などをアメリカから別の国に