注:この記事の実装は非効率的かもしれません. この記事は何? マルチタスク学習をニューラルネットワークに適用した研究がいくつか報告されています. 適用例として,Georgeら(2014)の研究では,タンパク質に対する化合物の活性予測にニューラルネットワークを用いたマルチタスク学習を適用しています. また,Xiaodongら(2015)の研究では,自然言語処理のタスクとしてクエリ分類と情報検索の2つのタスクを同時に解くマルチタスク学習を提案しています. 私はDNNを実装する時はChainerを使っているのですが,Chainerでマルチタスク学習を実装した例が見当たらなかったため自分で実装してみました. ネットワーク構造 解くタスクは2つとします.2つのタスクに対応するネットワークが存在し,それぞれのネットワーク間で一部の層を共有するようなネットワーク構造を考えます(下図参照). 学習の進め方
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