前回は、ひどい会議の例を取り上げました。ただ、そういう会議が日本で行われてしまっているのも、致し方がないかな、とも思います。というのも、日本で売られているベストセラーになったという会議の本を、私は以前に読んだことがあったからです。そこには、信じられないようなアドバイスの数々が並んでいました。 “なぜ、どうして、と質問するのはやめよう” “犯人捜しをしてはいけない” “司会は第三者に頼もう” これはほんの一例で、それこそ、もうありえない驚愕の内容が続出していました。ところが、こうした、デタラメとしか思えない内容がたくさん書かれた本の中には、なんと10万部を超える売れ行きになったものもあるというのです。 なるほど、世の中で行われている会議の実態がいかにひどいものか、まさに示していると私は感じました。今やっている会議がうまくいかないので勉強をしようと本を買い求めているはずなのに、こんなものを参考
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