『旅立ちの日に』(たびだちのひに)は、1991年に埼玉県の秩父市立影森中学校の教員によって作られた合唱曲である[1]。作詞は当時の校長であった小嶋登、作曲は音楽教諭の坂本浩美(現・高橋浩美)による。編曲は、松井孝夫[注 1]他、複数の作曲家によるものがあり、原曲および混声三部版・混声四部版は変ロ長調、同声二部版は変ロ長調またはハ長調、同声三部・女声三部版はハ長調である。2000年代以降、卒業ソングの定番として認知されている。[2] 概要[編集] 歌の誕生まで[編集] 埼玉県 秩父市立影森中学校の校長だった小嶋登は当時、荒れていた中学校を矯正するため「歌声の響く学校」にすることを目指し、合唱の機会を増やした。最初こそ生徒は抵抗したが、音楽科教諭の坂本浩美と共に粘り強く努力を続けた結果、歌う楽しさによって中学校の雰囲気は明るくなった。 「歌声の響く学校」を目指して3年目の1991年2月下旬、音