ドイツの首都ベルリンの屋外の市場に大型トラックが突っ込み、12人が死亡した事件で、捜査当局は実行犯が逃走を続けているとして、行方を追っています。事件をうけて、ドイツやフランスなど各国の治安当局が警戒を強めています。 捜査当局は当初、トラックを運転したとみられていたパキスタン出身の難民の男性を現場近くで拘束し、調べを進めていましたが、事件への関与を裏付ける十分な証拠が得られなかったとしてその後、釈放しました。捜査当局は、実行犯は逃走を続けているとして、現場周辺の監視カメラの映像を解析するなどして、行方を追っています。 一方、過激派組織IS=イスラミックステートとつながりのある通信社は、「作戦を実行したのはISの戦士だ」と伝えました。実際に、ISが今回の事件に関与したかどうかはわかっていませんが、ISはこれまでことし7月にフランス南部のニースで起きた事件を模倣し、人通りの多い場所で大型トラック