『カミとヒトの解剖学』養老孟司(宗教とは何か?) 『日本人のための宗教原論 あなたを宗教はどう助けてくれるのか』小室直樹(キリスト教を知るための書籍) 目指せ“明るい教祖ライフ”! 宗教の硬直化 『死生観を問いなおす』広井良典(宗教とは何か?) 『イエス』R・ブルトマン(キリスト教を知るための書籍) サブカル手法でアプローチする世界宗教入門、といった内容。記述が正確で、大変勉強になった。「教祖を目指す」というネタで、実は「教団の力学」を明らかにしているところがお見事。冷徹な眼差しから繰り出されるユーモアといった味つけだ。 本書の教えを遵守すれば、きっと明るい教祖ライフが開けるでしょう。教祖にさえなれば人生バラ色です! 【『完全教祖マニュアル』架神恭介〈かがみ・きょうすけ〉、辰巳一世〈たつみ・いっせい〉(ちくま新書、2009年)以下同】 この一言で教祖を目指す人はまずいない。が、しかし、信仰