最近、世界的な流れとして急速に広がり、東京などでも見かける機会が増えてきたシェアサイクル。実はこれ、ヨーロッパや中国といった地域では、すでに都市部での人々の移動を支える新たな交通インフラと呼べるほど、普及が広がっているのだ。 そんななか、日本でも注目を集めているのが、先日LINEとの業務提携を発表した中国発のシェアサイクル「Mobike(モバイク)」だ。同社は2016年4月に中国・上海でサービスをスタート。その後、急速にサービス地域を広げ、現在では世界の180を超える都市で事業を展開中。日本国内でも2017年8月に札幌でのサービスを開始している。 同社の興味深いところは、シェアリング事業で使用する車両の開発まで自社で行っていること。スマホ操作で解錠できるスマートロックや、自転車の置かれた位置を把握できるGPSシステムまで自らが開発し、同社が「スマートバイク」と呼ぶほどの先進機能を備える。