(画像は20世紀フォックスDVD販売サイトより) 映画『ナイトメア・アリー』を見ました。ウィリアム・リンゼイ・グレシャムの小説『ナイトメア・アリー 悪夢小路』を原作とし、ギレルモ・デル・トロ監督が映画化した作品です。 *** 主人公はスタン。見世物小屋に拾われ、読心術の出し物をしていたところ、座員・モリーと恋仲になり、一団を抜け出して独立することになります。高級ホテルで降霊術のマジックを披露していたスタンは、戦争で息子をなくしたキンブル判事夫妻と出会い、話術とちょっとした手口(是非映画で見てください)で、夫妻に亡くなった息子がそこにいて、また会えるかのような体験をさせます。 ところが当然、実体として息子はいるわけはないので、息子に合うには死ねばよいのだ(死ぬよりない)と思い込んだキンブル夫人は、夫を撃ち、自分にも銃を向けます。さらに、女性を妊娠中絶させ死に追いやった経験のある大富豪・グリン